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サマープログラム★ふくしま湖畔キャンプの様子
2025.8.6-8.8
待ちに待った夏キャンプ!
8月上旬の3日間にふくしま湖畔キャンプを実施しました。
いよいよ8月になり、夏キャンプの季節がやって来ました。この2泊3日のキャンプを楽しみに待っていたという声を集合時に子どもたちから聞きました。
子どもたち同様にキャンプリーダーもこの日を楽しみに待っていました。バスの中では、配られたしおりを見ながらリーダーたちの顔を覚えたり、テーマソング「風になる」を歌ったりしました。
今回の宿泊施設「郡山市少年湖畔の村」に到着。昼食を食べながら、天気が気になる子どもたち。
「曇りだけど入れるかな?」「入りたい!」
という話をしていたようです。
私が猪苗代湖の確認を終え、宿泊施設に戻ると子どもたちは湖が待ちきれないという雰囲気が漂っていました。
着替えを済ませ、湖に到着すると、
「わー!湖だ!」「山きれい!」
という声が。
大興奮の中、全身で湖水浴を楽しみました。潜ったり、水を掛け合ったり、泳いだり、魚を探したり遊び方は様々。
ここまでの時間ですっかりリーダーや子どもたち同士で仲が深まっている様子が伺えました。
夕食を済ませた後は、砂浜ナイトウォークの時間。
今回、リーダーたちが考えたのは「もののけ姫」の世界。自然と共に生きるキャンプの中で、「こだま」「サン」「シシ神様」と出会っていきます。
子どもたちはグループリーダーを先頭に「こだま」に会いに夜の砂浜へと出かけました。
ちょっぴり怖い気持ちでも仲間と共にキャンプソングを歌いながら、進んで行くと「こだま」に出会うことができました。
入浴を終え、就寝準備をした後は翌日に備えて就寝しました。
2日目は朝から雨模様。
午前中は制作タイム。「砂アート」と「チーム旗作り」を行いました。
砂アートは湖の砂を使って、表現したいアートを作成しました。チーム旗作りでは、布1枚に自分たちの名前やデザインを記していきました。
天気がよくなってきたため、昼食前には「すいか割り」を行いました。このすいか割りが予想を超える大盛り上がり。
グループの代表者に命運を託し、「前!」「右!」など夕食をかけた熱い思いに見事、すいかに棒がヒットしました。
青空が見え始めたため、湖へ出発。湖畔バーガーを食べた後は、2回目の湖水浴を楽しみました。
そして、盛りだくさんの2日目の夕方は野外炊飯でハヤシライス作りを行いました。薪を割り、たまねぎを切り、米をとぎ、火を起こします。
野外炊飯はやることがたくさん。家では保護者の方が料理を作っていることが多い子どもたち。そして、キャンプ中ここまでキッチン部隊が料理を作ってきました。
今度は自分たちのご飯は自分たちで作る番。試行錯誤しながら、グループごとにハヤシライスを作りました。
夜ごはんは施設の広場でいただきます。自分たちのグループ特製のハヤシライスのお供に午前割ったすいかも食べました。
そして、楽しみにしていた子どもたちも多いキャンプファイヤー。火付け役は前日も登場した「こだま」と「サン」。また現れた仲間を歓迎しながら、キャンプファイヤーを楽しみました。
やることが盛りだくさんだった2日目。ほとんどのグループは就寝時間前に床に着きました。
いよいよ最終日。朝食を晴れた広場で食べると、DUTY(清掃)タイム。「来たときよりも美しく」の合言葉で、自分たちの部屋と割り振られた場所を掃除します。玄関やホール、食器の片づけ、トイレなど。小学生だからこそ、感謝の気持ちを込めて丁寧に掃除をしました。
水着に着替えていよいよ最終日の湖畔へ。
思い残すことがないよう、身体全身で湖水浴を楽しみました。たくさん潜って、駆けまわって、泳いだ3日間の湖生活でした。
昼食を食べた後は、いよいよ対面を楽しみにしていたシシ神様と対面。これで、自然に生きる「こだま」「サン」「シシ神様」と会うことに成功しました。
そして、寂しさを覚えながら、湖と宿泊施設に別れを告げ、帰路につきました。
帰りのバスでは、テーマソング「風になる」を中心に大合唱でした。
宇都宮YMCAに到着すると、解散の時間。遊び尽くした3日間も終了。異世界にいるようなあっという間の時間でした。
ふくしま湖畔キャンプの3日間を通して、非日常空間を存分に楽しんでいた子どもたち。YMCAのキャンプでは親元を離れ、仲間やリーダーと共に過ごすことで、自立心が身についていると思います。満足感と2泊3日を過ごしたやりきった表情からは頼もしさを感じました。
この度はふくしま湖畔キャンプにご参加いただきまして、誠にありがとうございました。またの機会でお会いしましょう。
とちぎYMCAサマープログラム ふくしま湖畔キャンプ
キャンプディレクター 武田 将吾(かぶき)