野外教育プログラムブログ記事一覧
とちぎY野外クラブ★9月活動の様子(幼児)
9月の野外クラブは、矢板市にある「栃木県民の森」で活動を行いました。
さわやかな秋の空気に包まれながら、自然いっぱいの環境で一日を過ごしました。
バスで現地に到着すると、まずは館内に入り、室内でお弁当をいただきました。窓の外に広がる森の景色を眺めながら食べるご飯はとても新鮮で、「お外じゃないけど森の中で食べてるみたい!」「おいしいね!」と、子どもたちの声が響いていました。友だちとお弁当を見せ合ったり、デザートを分け合ったりと、和やかな雰囲気での昼食となりました。
そのあとは「県民の森展示館」を見学しました。展示館の中には森にすむ動物の剥製や植物の標本が並んでいて、「この動物、夜に出てくるんだ!」「どんぐりの種類ってこんなにあるんだね」と驚きの発見がいっぱい。実際の自然を知ることで、午後からのクラフト活動への期待も高まっていきました。
午後はいよいよクラフト体験。木の板をキャンバスに見立て、どんぐりや木の実、落ち葉をボンドで貼りつけ、世界にひとつだけのコースターをつくりました。子どもたちは「顔みたいに作ろうかな!」「葉っぱを羽にしてちょうちょにする!」とアイデアを次々と形にしていきます。作品が仕上がると、「見て!お花みたいになった!」「ぼくのは森の地図だよ!」と、仲間に見せ合いながら大満足の表情を浮かべていました。
クラフトを終えたあとは、芝生広場で思いきり体を動かしました。鬼ごっこでは「つかまらないぞ!」と元気に走り回り、虫さがしでは「バッタ見つけた!」「この虫なんだろう?」と夢中になって探していました。自然の中でのびのびと過ごす時間は、子どもたちにとって大切な発見と楽しさにあふれていました。
帰りのバスでは、「クラフトもう一回やりたい!」「虫さがし楽しかったね!」と、今日の思い出を友だち同士で振り返る声が聞こえてきました。
今回の活動では、森の自然を感じながら自分の感性を生かして作品をつくり、仲間と一緒に遊びを楽しむことができました。次回も、子どもたちの「やってみたい!」を大切にしながら、自然の中で成長できる活動を続けていきます。
とちぎY野外クラブ★9月活動の様子(小学生)
9月20日(土)
野外クラブ小学生の2学期がスタートしました。
夏を終え、2か月振りのメンバー同士やリーダーとの再会に心躍る様子が伝わってきました。
「キャンプで会ったよね?」
「今回もリーダー一緒かな?」
という声が朝から聞こえました。
天気はあいにくの空模様。バスの中では子どもたちから、
「クラフトは何を作るんだろう?」
という疑問の声が上がっていました。少々長い道のりをバスに揺られ、県民の森に到着すると、早めのお昼タイム。
グループで1つのテーブルを囲んで食べるご飯は賑やかで楽しそうな様子。普段はレジャーシートで固まって食べることが多いですが、この日は学校のような雰囲気でリーダーも含めて和気あいあいとしている様子でした。
昼食を終えると、クラフトスタート。
四角いコースター上の板の上に、自然のものを使って作品を作っていきます。材料は様々。どんぐりにコナラ、シラカシに、クヌギ、木の枝やどんぐり帽子など自然なものがたくさん。毛糸やビーズなども使って、自分だけの「オリジナル世界」を体現していきます。
動物をイメージして作る子。たくさんの自然のものを使う子。どんぐりのみを使う子。ビーズを使ってキラキラな世界を作る子。
子どもたちの頭の中、描く世界、表現したい世界が見え、「秋」に触れながら没頭して作品を作っていました。
できた作品は大切に持ち帰り。
家にボンドがあるからまだ続きをやりたいと言っている子もいました。
残りの時間は博物館の見学をしました。
森林展示館では、野生の鳥獣の剥製がたくさん。子どもたちは熱心に体の作りを見つめていました。
また、鹿や熊の展示場所ではボタンを押して鳴き声を聞いて、「鹿ってこんな鳴き声なの?」と新たな発見をしている子もいました。
昆虫館では名前の通り、昆虫がたくさん。たくさんの種類のカブトムシやクワガタに特に男の子たちが大興奮。
「これ、捕まえたことある?」
「これはなかなかいない希少生物なんだよ!」
など、知っている知識を周りと共有していました。
その他にも蝶や色鮮やかなアゲハ蝶の展示や折り紙も置いてありました。
子どもたちは折り紙を手にする子が多く、折り方を見ながらクワガタや蝶を完成させている子がいました。
学校で博物館のところに来るとなかなかゆっくり見られないものですが、この日は自分の興味のあるところをじっくり見ることができました。
雨の中のプログラムでしたが、自然に触れ、クラフトを行い、動物や昆虫たちにも出会えた1日でした。
来月のプログラムは稲刈り体験です。
5月に植えた苗は順調に育って、黄金色の稲穂が見えています。
また来月のプログラムでお会いできることを楽しみにしています。
とちぎY野外クラブ(小学生)
プログラムディレクター 武田 将吾(かぶき)
とちぎY野外クラブ★7月活動の様子(幼児)
7月の野外クラブ幼児ユニットは、日光市にある「小百川桜公園」へ出かけました。
この時期ならではの自然とのふれあいとして、今回は川遊びに挑戦!いつもと少し違う服装と道具を準備して、ワクワクした表情で出発しました。
現地に到着すると、目の前には澄んだ川の流れと、大きな岩や木々に囲まれた自然豊かな景色が広がります。
リーダーと一緒にライフジャケットを身に着け、体操で体をほぐしてから川へと向かいました。ライフジャケットの着脱や水辺での過ごし方も、リーダーが丁寧にサポートしながら、子どもたちが安心して活動できるように配慮しました。
川の水は思っていたより冷たくて、最初はそっと足を入れて「つめた〜い!」と驚く子どもたち。けれども、だんだんとその冷たさが心地よくなってきて、水の中を歩いたり、しゃがみこんでバシャバシャと遊び始める姿が見られました。
網やカゴを手に、おたまじゃくしを探したり、小さな石を拾って見せ合ったり…。
「あっちのほうにも何かいるかも!」「ここ浅いよ!来てみて!」と、声をかけ合いながら、水の中での冒険を楽しんでいました。
また、リーダーとの水のかけ合いっこも大盛り上がり!笑い声が響く中、子どもたちは顔や髪がびしょびしょになるのも気にせず、全身で水の感触を味わっていました。
「つめたいけど、たのしい!」「もっとかけてー!」という声もあり、子どもたちの表情はとてもいきいきとしていました。
たっぷり遊んだあとは、川辺でお昼のお弁当タイム🍱
木陰で風を感じながら、お友だちやリーダーとおしゃべりをしつつ、ほっとひと息の時間となりました。
「あっ!空みて!!!」
お昼休憩中に空を見上げると、大きな虹がみえました!素敵な思い出の1ページです。
午後になると、午前中よりもさらにアクティブに!
水に慣れたことで、少し深いところまで足を伸ばしたり、川の流れに足をつけてバランスを取ってみたり…。
子どもたちはそれぞれのペースで、新たな挑戦に踏み出しているようでした。
リーダーたちは、子どもたちの気持ちに寄り添いながら、時に励まし、時に見守り、一緒に水あそびを楽しみました。
自然の中で過ごすなかで、子どもたちとリーダーとの信頼関係や、仲間とのつながりも深まっていることを感じました。
冷たい水の感触、小さな生き物との出会い、川のせせらぎの音――
この一日を通して、子どもたちは五感をつかって自然を感じ、心も体も大きく動かした時間となりました。
夏休み期間を経て、次回の野外クラブは9月です!
「クラフト体験」活動でリーダー・子ども達と会えることを楽しみにしております!!!
また、夏休み期間「YMCAサマープログラム」にご参加くださる皆さまと楽しい時間を過ごせることを、リーダー一同お待ちいたしております。
※ブログ内の写真一部に、前週に同じ活動場所で行われた「Yキッズ7月活動~川あそび~」の写真を掲載しております。
とちぎY野外クラブ★7月活動の様子(小学生)
7月5日(土)
野外クラブ7月活動は日光市の小百川桜公園で行いました。
今回の活動は川あそび。
川あそびは子どもたちにとって人気のプログラム。
朝の集合時から、
「新しいゴーグル買ったんだ!」「魚捕まえたいんだけど、網ってある?」
とワクワク感いっぱいです。
小雨が降っていた朝でしたが、「きっと川は止んでいる!」と信じてバスに乗っていました。
到着したら、まずは準備体操。うぉんリーダー、あいすリーダーと「マッチョッチョ体操」をして体を動かしました。
その後、バディを組んで人数確認をし、川に向かいました。
現地に到着する頃にはすっかり雨も上がり、よい天気に。
川の水は冷たさを感じましたが、子どもたちには関係なし。大好きな川に入り、夏の遊びを堪能しました。
川にはアメンボや小魚、おたまじゃくしなどがおり、網やペットボトルを持って捕まえに行きます。石の近くに追い込んで、捕まえ、水槽に入れていきます。獲るコツを掴むと瞬く間に水槽の中に生き物が溢れました。
リーダーとの水かけ合戦を行ったり、川の中に潜ったり、泳いだりしている子たちも多くいました。川でリーダーや友だちと遊ぶ子どもたちの姿に、リーダーたちも引っ張られるようにテンション全開となりました。
昼食時には、3回目の活動ということもあって、グループでの話も盛り上がります。グループによっては、3か月連続同じリーダー。リーダーも子どもも互いに人となりがわかるようになってきました。
おやつタイムでは、持ってきたお菓子を紹介し、そこから会話が生まれていました。
午後になると、「川チーム」と「陸チーム」に分かれてそれぞれで活動しました。
川チームは午前に続き、川遊びをします。午前でやり残した遊びを時間いっぱい楽しみました。陸チームはリーダーと一緒に広い広場で鬼ごっこなどをして過ごしました。
夏にしかできない川あそび。
ただ、昨今ニュースを騒がせているように川の事故が相次いでいます。小学生だからこそ伝えられることを伝えながら、プログラムを行いました。
今回で1学期のプログラムはすべて終了。また2学期皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
とちぎY野外クラブ(小学生)
プログラムディレクター 武田 将吾(かぶき)
とちぎY野外クラブ★6月活動の様子(幼児)
6月21日(土)
とちぎY野外クラブ(幼児)活動の様子を報告します。
6月活動では那珂川町にある「馬頭農村塾」へ出かけました。
広い畑と木々に囲まれた環境の中で、子どもたちは五感をつかって自然にふれ合う時間を過ごしました。
朝、バスを降りると目の前には緑がいっぱいの景色が広がります。ワクワクした表情で「ここ、どんなところなの?」と声を上げる子も。施設の方にあいさつをして、グループごと虫あみを片手に自然探索のスタートです!
草の中をのぞき込んだり、虫を見つけて追いかけたり、リーダーと一緒に「これはなにかな?」「さわってみようか?」と話しながら、生き物との出会いを楽しみました。最初は虫にドキドキしていた子も、だんだんと近づくことができるようになり、最後には「もっと探したい!」と夢中になっていました。
活動の途中では、施設で飼育されているヤギやにわとりとのふれあいも体験しました。
ヤギには自分たちで集めた葉っぱを「どうぞ」と差し出してみました。恐る恐る手を伸ばしながらも、ヤギがパクッと食べてくれると、子どもたちは「食べたー!」「かわいい〜!」と笑顔に。
にわとりとのふれあいでは、リーダーに支えてもらいながら実際に手で持ってみることにも挑戦しました。「ふわふわしてる」「あったかいね」と言いながら、大切に抱えていた姿が印象的でした。
自然の中で「見る・さわる・においをかぐ・音を聴く」など、五感を使って体験することは、子どもたちの感じる力や想像力を育ててくれます。
虫の動きをじっと見つめたり、にわとりの体温を手で感じたり、ヤギにあげた葉っぱがどんな風に食べられていくかを観察したり…ひとつひとつが子どもたちにとって、大きな学びとなる時間でした。
そして何より、その体験を仲間やリーダーと共有できたことが、子どもたちの安心感や自信にもつながっているように感じました。
次回はいよいよ「川あそび」!
今度はどんな自然と出会えるでしょうか。水の中の生き物、冷たさ、流れの音…この季節ならではの体験が待っています。
また子どもたちと一緒に、新しい“発見”を重ねていきたいと思います。