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サマープログラム★ICEP2DAYSの様子
夏がやってきた!!!
7月29日(火)・30日(水)に、とちぎYサマープログラム「ICEP2DAYS(アイセップ・ツーデイズ)」を開催しました。
「ICEP」(インターナショナル・キャンパーズ・エクスチェンジ・プログラム)とは 、 アメリカ・イギリスの中高生が、毎年夏に1か月間、宇都宮に滞在し、地域の方々と一緒に、ユースプログラム・日本文化・ボランティア活動・ホームステイなどの体験を通し、 交流を深めていくプログラムです。今回はこのICEPの青年たちもプログラムに参加し、子どもと関わりながら国際交流・野外体験プログラムを行っていきます。
英語を使って自己紹介をしたり、ゲームや散策の中で自然と英語でのやりとりが生まれるなど、異文化にふれる貴重な2日間となりました。
1日目は、日光だいや川公園での活動からスタート。広大な芝生広場や、木々の中に広がるアスレチックでは、「次いっていい?」「手貸そうか?」と声を掛け合いながら、初対面の子同士でも自然と助け合う姿が見られました。
芝生広場ではサッカーや鬼ごっこで汗を流し、リーダーや友だちと笑顔で走り回りました。
お昼ごはんはグループごとに楽しくいただきました!
午後は、東武ワールドスクウェアへ移動。世界各国の有名建築や世界遺産を25分の1スケールで精巧に再現したミニチュアの“世界一周”を体験できる施設です。
エジプトのピラミッドやアメリカの自由の女神、ホワイトハウスなどを前に、「ほんものみたい!」「行ってみたいなあ」と感動の声が上がりました。アメリカのICEPリーダーから建物について教えてもらったり、英語での会話が弾む様子も見られました。
2日目は、大田原市の「ふれあいの丘」へ。
午前中は広い芝生で全体プログラム。「しっぽとり」や「ヘイカモン!(英語じゃんけんを使った遊び)」などのゲームで体を動かし、グループの仲もぐっと深まりました。
午後は「自然観察館」と「天文館」での学びの時間。虫や小動物の標本をじっくり見たり、望遠鏡で太陽や金星を観察。「星ってこんなふうに見えるんだ!」と自然のふしぎに目を輝かせる子どもたちの姿が印象的でした。
2日間を通して、子どもたちは言葉や文化の違いを越えて関わる楽しさや、自然の中で心を動かす体験にたくさん出会いました。英語でうまく伝えられないもどかしさや、通じたときの喜びを感じる中で、「もっと英語を話せるようになりたい」「世界のことをもっと知りたい」という声も聞かれました。ICEPリーダーたちの明るさや優しさにふれ、子どもたちの中には「自分もあんなふうに誰かを笑顔にできる人になりたい」と話してくれた子もいました。
ICEPプログラムは、子どもたちの世界を広げ、人とのつながりを深めるきっかけとなるプログラムです。これからもYMCAでは、“出会い・挑戦・ふりかえり”を大切に、子どもたちの未来を応援していきます。