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2025年10月16日
とちぎY野外クラブ★10月活動の様子(小学生)
今月の野外クラブは、茂木町の山あいにある町田本郷地区の田んぼへ行きました。
朝、バスに乗って出発し、窓の外には次第に深まる秋の風景が広がっていました。バスを降りると、そこから田んぼまではしばらく歩きます。山道のわきには栗のいがが落ちていて、子どもたちは「うわ!トゲトゲだ!」「中に栗がある!」と足を止めては秋の発見を楽しんでいました。
山あいの細い道を抜けると、一面に黄金色の棚田が広がります。風にそよぐ稲穂を見て「すごーい!」「きれい!!」と声をあげる子も。到着してまずは、みんなでお弁当タイム。外で食べるごはんは格別で、「おにぎりがいつもよりおいしい!」という声も聞こえてきました。
お腹を満たしたあとは、いよいよ稲刈り体験です。鎌の持ち方や刈るときの姿勢を管理の方に教わってから、少し緊張気味にスタート。最初は「むずかしい!」「力がいるね」と言っていた子どもたちも、次第にコツをつかんでスピードアップ。稲を刈るたびに「ザクッ!」という音とともに笑顔が広がっていきました。
刈り取った稲は束ねて、かごに入れ運ぶところまで自分たちで行います。
さいごは“稲架(はざ)かけ”にも挑戦。リーダーに持ち上げてもらい「もうちょっと右!」「そこ持って!」と声を掛け合いながら、協力して最後までやり遂げました。並んだ稲の列を見上げて「自分たちがやったんだ!」と達成感いっぱいの表情を見せてくれました。
山の空気、秋の香り、そして自然の中でのたくさんの学びと発見。
子どもたちはまさに“実りの秋”を全身で感じる一日となりました。