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とちぎY野外クラブ★10月活動の様子(幼児)
10月の野外クラブは茂木町の棚田で「稲刈り体験」を行いました。
子どもたちは久しぶりに行く田んぼに心を踊らせていました。
「僕、田植えしたよ!」「お米できてるかな?」「今日食べられるの?」という声が聞こえてきました。
バスに1時間ほど揺られて、茂木町に到着。バスを降りて10分ほど歩きます。棚田までの道中には秋がいっぱい。栗が落ちていたり、落ち葉が顔を出してきたりしています。いろいろな「秋」を拾いながら棚田に向かいました。
棚田に到着後は昼食タイム。グループごとにレジャーシートを広げていただきます。秋休みにお出かけした話や運動会の話などをして、リーダーと盛り上がっていました。
昼食とおやつを食べ終えると、稲刈りの時間がやってきました。自分たちで植えた苗はすっかり成長し、黄金色に光り輝いていました。
大きく育った稲は穂を実らせています。
「これすぐに食べれるの?」「んーん。1月の野外炊飯のときに食べるんだよ。」
そんな会話がなされていました。
鎌の使い方を聞いてからグループごとでスタート。1本の鎌を交代しながら使います。しかし、生育した稲は子どもの力で簡単に刈り取れるものではありません。グループのリーダーと協力しながら、稲を刈ります。最初はなかなか使ったことがない道具に苦戦。
「できないよー」なんて声も。しかし、グループの誰かが頑張っていると自然と子どもたちから「がんばれ!」という応援の声があがります。それも純朴な子どもたちの素敵な光景です。
稲刈りは子どもたちのパワーと慣れで思いのほか早く進みました。
刈った稲は稲架掛けをして数週間天日で干し、自然風で乾燥させます。
その後、脱穀をして食べられる状態なります。
稲刈りをやっていない時間は棚田の中で秋探し。大きなカエルにびっくりして大きな声をあげたり、花を摘んでミニ花束を作ったりしていました。
最後には全体プログラムとして、野外クラブメンバー、リーダー全員で「だるまさんが転んだ」や「じゃんけん列車」をして、棚田を後にしました。
秋の晴天の中、活動できた今回。稲刈りという日常ではなかなかできない体験を通じて、食物の成長、秋の色づきを子どもたちが感じられた活動になったのではないでしょうか。まだまだ秋が続きます。
次回の活動でも季節と共に自然を感じ、「山の生活キャンプ」を行います。キャンプだからこその経験を大切にする活動にしていきます。