野外教育プログラムブログ記事一覧
Yキッズ5月活動報告★歴史ある文化に触れよう!~益子焼陶芸体験~
5月25日
今年度初回のYキッズを行いました。活動内容は益子焼陶芸体験。
朝から子どもたちは、「手作りするの?」「色塗るの?」「ろくろ回したことあるよ!」とリーダーたちと話をしていました。
長谷川陶苑に到着すると、大きい粘土の塊が机の上に置いてありました。
「あれなーに?」「幼稚園の粘土みたい!」
見た目や触り心地はまるで粘土。長谷川陶苑さんのお話を聞いているとき、子どもたちの目は興味津々。何を作りたいかイメージできている子もいれば、悩んでいる子も。あまり触りすぎると、壊れやすくなってしまうという話が子どもたちの心に響き、中には手を止めて真剣に考え込んでいる子もいました。
作り始めると、リーダーたちと話をしながら進めていきます。右手を固定して、左手を回す手つきに慣れ、逞しさを感じさせる子もいました。
子どもたちが作るものは様々。茶碗、コップ、皿、花瓶、プレゼントなど。手びねりだからこそ思いを込めて丁寧に作っていきます。スタンプを押して、世界に一つだけの作品を作りました。
昼食後は実際に職人さんがろくろを回しているところを見学したり、焼き物を焼く窯を見学させていただいたりしました。窯の温度を1,300度まで上げるために40時間かかるという話を聞いたときの、子どもたちのびっくりした顔が印象的でした。
その後、「益子の森」に移動して、体をいっぱい動かしました。グループ対抗のレクリエーションでは幼児、小学生、リーダー、それぞれのグループで1位を目指しました。その後は、午前はじっとしている時間が多かったこともあって、広場をいっぱいに使って遊びました。リーダーと本気で鬼ごっこをする小学生。リーダーに手助けしてもらいながら遊具で遊ぶ幼児。ターザンロープを何回もやったり、自然や花をたくさん見つけたりして時間を過ごしました。大きい公園で異年齢の人が集まって遊ぶことはなかなかないことだと思います。よい表情がたくさん見られた瞬間でした。
「歴史を創ってきた街の文化に触れる」
手で文化に触れる経験はなかなかできるものではないと思います。また、「家族でやったことはあるけど...」と言う子もいました。活動中はもちろん、作品がお手元に届いてから子どもたちやご家族の皆さんが作ったものを実感することが楽しみです。
「なかなかできない経験=非日常体験」を自然以外の分野でも触れながら、今後も活動を続けていきたいと思います。隣にいる仲間やリーダーと笑顔になる瞬間を求めていきたいと思っています。
次回のYキッズは7月13日(日)「川あそび」です。夏らしい体験、夏にしかできない体験を行います。お待ちしています。
とちぎYMCA Yキッズ
プログラムディレクター 武田 将吾(かぶき)
とちぎY野外クラブ★5月活動の様子(幼児)
5月24日(土)
とちぎY野外クラブ〈幼児〉2025年度1回目の活動を行いました!
この日の内容は「田植え体験」自然×食の野外クラブならではの活動になりました。
「おはよう、はじめまして!」昨年度から継続してきている子も、生活グループは一度シャッフル!新しいリーダーやお友だちとの出会いがありました。「おなまえおしえて!」「こっちきて(一緒に)あそぼう!」緊張した様子もあまりなく、朝の集合時から元気いっぱいでした!
朝の会をおえると、バスに乗って出発!!約1時間の長い道のりです。行きのバスでは、リーダーと新しい野外クラブのキャンプソングをうたったり、お米の作り方や田んぼの生き物を教えてもらった子ども達、楽しみが増していきます!
バスは茂木町の棚田に到着!さわやかな風と鳥の声がひびく自然豊かな場所です。田んぼに向かうまでの道のりでは、年長の子が小さい子の手を引いて歩いてくれる姿もありました。すこし長い道でしたが、景色を楽しみながら進んでいきます。
おいしいお弁当を食べてまずは腹ごしらえ!グループごとにお話ししながらお昼ごはんを食べたら、裸足になっていよいよ田植え体験のスタート!歩きずらい田んぼの土手をゆっくり歩いていきます。
「土のベッド」と呼ばれるほど、ふかふかな田んぼの地面。リーダーに手をもってもらいながら裸足でそっと入ります。「わあ!つめたい!!」と驚いた様子の子ども達。前の週から続いた雨の影響で、ひざ下くらいまで水が張っているので、足をあげ前に進むのがむずかしく、不思議な感覚でした!
リーダーから田んぼの苗をもらい、しゃがみ込みます。3本の指を上手に使い、ギュッと地面に押し込む、ピンと真っすぐに苗が立ちました!発育途中の田んぼ除草をしやすくするために、縦と横のラインをそろえる必要があります。トレーニングを受けているリーダーのアドバイスを聞いて、上手に苗を植えることができました!
田植え体験を終えると、最後はおたのしみの泥あそび!!リーダーにどろ水をかけ、かけられ、笑顔いっぱい!洋服がよごれるまで、体全身で自然を感じることができました。
今回子ども達が植えた苗は「日本晴(にほんばれ)」という品種でした!苗がすくすく育って立派なお米ができることを願って。また10月!稲刈りをしに田んぼに戻ってきましょう!
とちぎY野外クラブ★5月活動の様子(小学生)
5月17日(土)
2025年度の野外クラブが始まりました。今年度のとちぎY野外クラブ(小学生)担当の武田(かぶき)です。1年間どうぞよろしくお願いいたします。
5月活動は茂木町での田植え。しかし、1週間前から雨予報が続き、活動当日も雨。楽しみにしていた野外クラブがこの天気でできるのか。中には不安な顔つきの子もいました。
朝の会では、新しいグループでご挨拶。新しいグループメンバー、新しいリーダーで輪を作っていました。雨の中でしたが、茂木町に向け出発です。
野外クラブには小学1年生が新たに仲間入り。バスの道中では、様々な学年が揃う車内でリーダーたちとバスレクを楽しみました。
茂木町に到着すると、雨が強かったためお昼ご飯タイム。バスの中チームとコミュニティーセンターの縁台チームに分かれ、グループごとで昼食をとりました。子どもたちから雨で気落ちする様子は感じられません。バスや雨が降っている中で食べる昼食もなかなかないもの。リーダーにお弁当のおかず紹介をしたり、グループでたくさんのお話をしたりして、時間を過ごしました。
駐車場から10分ほど歩いて棚田に行くと、段々と雨が小降りになってきました。農家さんの説明を聞きながら、田植えをスタート。継続メンバーが多い野外クラブ小学生は田植え経験者が多数。「去年もやったね!」「紐に合わせて植えるんだよね!」と言った声掛けをしながら田植えに取り組みました。田んぼには生き物もたくさん。カエルやトンボなどみんな大好きな生き物たちも田んぼに集合していました。
裸足で泥の中に入る経験はなかなかないもの。気味悪さを感じてしまう子も中にはいます。ただ、今回のテーマは「挑戦」。農業体験という日頃なかなか縁がないものに前向きにトライしたいというリーダーたちの思いが込められています。
今回は小雨降る中での活動でありながらも、たくさんの笑顔で溢れた活動となりました。新しいグループメンバー、そして2025年度のリーダーとのコミュニケーションを楽しみながらの初回活動。一見、大人だけだとネガティブになりそうな天候でも子どもたちのパワーで押し切った印象が強いです。小学生らしくパワフルな活動を展開していければと思っています。
次回は6月7日(土)「自然散策」です。また元気な姿でお会いできるのを楽しみにしています。
とちぎY野外クラブ(小学生)
プログラムディレクター 武田 将吾(かぶき)