とちぎYMCA 地域支援活動ブログ とちぎYMCA 地域支援活動ブログ

地域支援活動ブログ記事一覧

新しい年を迎えて

 足利YMCAは設立32年目を迎えております。日頃から会員はじめ種々ご協力をいただいている方々には今年も引き続きご支援をお願いいたします。 昨年暮れの12月7日17時18分、三陸沖を震源とするM7.3の地震がありました。東日本大震災の余震と見られております。今後も余震が起こる不安の中で新年を迎えた私たちは「元気・勇気・こころ意気」を失うことなく、一歩一歩前進を図りたいものであります。未来は与えられるものではなく、つかみとるものとの自覚を持って、日々の暮らしの中で、足跡をつけたいものです。  地域が求めているもの、時代が求めているものは何かを見定めて、この年も共に歩む存在でありたいと願うものであります。 2013年1月        足利YMCA地域活動委員長 小沼 新作

「元気・勇気・こころ意気 クリスマスコンサート」                   第32回市民クリスマスのご報告

12月8日(土)、足利市民プラザ小ホールにて行われた第32回市民クリスマスは、100名余りの入場者を迎えて楽しく行うことが出来ました。今年は『元気・勇気・こころ意気 ~東日本大震災支援~』と題し、「アルファリリー」と「山とケ」をお招きしてクリスマスコンサートを開催しました。  第1部は、市民クリスマスではお馴染みになりましたハンドベルグループ「アルファリリー」による演奏『ハンドベルのクリスマス』を行いました。照明を落とし厳かな雰囲気の会場にハンドベルの透通った音色が響き渡りました。クリスマスを迎える喜びを感じさせるひと時となりました。  『クリスマスメッセージ』は、日本キリスト教団足利東教会の金載憙先生に素敵なメッセージを頂きました。金先生の子どもの頃の夢の話や生まれ育った韓国のクリスマスの話などを交えながら、クリスマスの大切さを伝えていただきました。  第2部は、〝山〟こと山口ひろとしさん(足利市出身)と、〝ケ〟ことケーナさんのユニット「山とケ」による『歌の心・クリスマスコンサート』を行いました。はじめに東日本大震災の復興ボランティア活動についてお話を頂きました。お二人が所属している「個人ボランティア集団・ブルーシート」の働きや復興ボランティアの報告と課題など、大きなスクリーンに映した活動の様子を見ながらお話しされました。震災直後から現在の状況をお聞きし、改めて震災の被害の大きさを感じました。その後はお二人の心温まる素敵な歌声を聴かせて頂きました。歌詞には前向きに生きていくメッセージが込められ、とても元気付けられました。「もっとお話を聞きたい、もっと歌声を聴きたい」と感じたコンサートとなりました。  市民クリスマスをお支え下さった多くの方々に感謝申し上げます。

ケージクラス出張カットボランティアの紹介

①ケージクラスとは・・・。 →市内に3か所ある美容室です。 (チャリティーランにもご賛同いただいています) ②ケージクラスとの関わりは・・・。 さくらんぼママの一人、亀井久子さん(宇都宮クラブメネット)が、ケージクラスの常連客で、ケージクラスオーナーの中村啓二さんとの会話のなかで、オーナーの福祉に対する深い思いを知り、ぽっぷこ~んの活動をオーナーに伝えたのが、きっかけです。 ※「さくらんぼママ」は、さくらんぼ幼稚園に関わる主婦ボランティアの総称です。 ※「ぽっぷこ~ん」は、障がいのある児童・生徒のための放課後児童クラブです。 ③始めようと思ったのは・・・。 保護者との面談の中で、髪の毛を切る時の大変さが話題になりました。環境が変わるとパニックを起こすので、美容室にはとても連れて行けない。 では「ぽっぷこ~ん」という、いつも遊んでいる環境の中でなら、カットを受けることができるのでは・・・。との発想から中村さんに出張カットをお願いし、快諾をいただき現在に至っています。 ④いつからスタートしましたか? 2002年ぐらいからなので、10年になります。 6月、11月、3月の年3回、お願いしています。 感想 ○今まで、子どもが寝ている時にカットをせざるを得なかったり、子どもを両親で押さえつけてカットをしたりと、上手くカットが出来ない状態であった。慣れている環境や、知っている人がカットをしてもらっているのを見て安心し、初めは親に抱っこをされてのカットから徐々に一人で着席をしてカットを受けられるようになりました。 ○カットをした後、みんなに褒めてもらえるのが嬉しいようです。 ○美容師のみなさんが、メンバーの行動にも上手に関わりながらカットをしてくださっているので、安心です。 ○美容室へ行きカットしてもらえるようになり、本当に感謝しています。 「落ち着いて、前を向いて、座って・・・。」と言いたいところでしょうが、様々な個性を持つ子どもたちを受け入れて、状態をみながら穏やかな対応をしてくださるケージクラスの皆さまに、心より感謝申し上げます。 Challengedグループ担当 坂本ちえ子

エコキャップ

ペットボトルのキャップを集めて世界の子どもたちにワクチンを届ける活動を行っています。 今までにYMCAで集めた数は、327,480個で、409.4人分のワクチンを途上国へ届けています。 キャップの収集は、以下のルールでお願いします。 ①キャップについているシールは、必ずはがしてください。 ②しっかりと洗ってください。 ③ペットボトルのキャップ以外は回収できません。 (×なもの・・・醤油のふた、酒のふたなどプラスチックでもダメです) (必ず、ジュース、お茶、水などのペットボトルのふたでお願いします) 定期的に、ぽっぷこ~んのみなさんが、ボランティアで仕分け作業をしてくれています。 感謝申し上げます。

「足利YMCAの未来を考える座談会」のご報告

 足利YMCA〝第2代主任主事 鶴 清忠氏〟をお招きして、『足利YMCAの未来を考える座談会』を9月30日(日)午後2時から、足利市民会館別館会議室にて開催しました。台風17号が関東地方に接近する中、23名の方に参加頂きました。会場は机をロの字に配置し、鶴さんを含め参加者全員が顔を合わせる形で行いました。鶴さんからは「足利YMCA、現在・過去・未来 ~夢と希望~」というテーマで話を頂き、そしてそのテーマを参加者に投げかけ、意見を交わしました。  一部ではありますが、次のような意見がありました。 ・「YMCAは事業を行う」ことのみでなく「YMCAは発信していく」ことが大切である。 ・指定管理業務は「行政の下請け」と言う人がいる。しかしながら「行政(委託側)の目的」と「YMCA(受託側)の目的」が合致すれば指定管理事業は有効である。 ・足利YMCAはとちぎYMCAに支えられてきた現実があるが、今後足利YMCAが単独で収支が合うことはできるのか。宇都宮YMCAにはさくらんぼ幼稚園があり、足利YMCAにはそれに当たるものはない。全国のYMCAを見ても、事業基盤を持っているYMCAは健全な運営を行っている。 ・アトムクラブ(学童保育)をYMCAが行う目的は何か?YMCA色は出せるのか。青少年育成を目的とするYMCAにとって、学童保育は真骨頂である。スタッフ一人一人が「YMCAの思い」を持ってアトムクラブを進めていけば、YMCAらしさが発揮される。  本当に参加者の方々の思いに感謝します。今後も座談会の機会を設け、足利YMCAの未来を考えていく所存です。  どうぞ多くの方々にご参加いただき、ご意見をお願いできればと思います。  また、12月8日(土)に開催する第32回市民クリスマスに出演頂く「山とケ」の二人をゲストで迎えました。この日の夕方に足利市内にてイベント出演があり、その前に1時間ほどディスカッションに参加されました。市民クリスマスのPRも兼ねて1曲歌っていただきました。とても素敵な歌を披露していただきました。市民クリスマスが大変楽しみです!