足利YMCA

JOCSタンザニア派遣                            倉辻忠俊シニアワーカー帰国報告会のご報告

3月10日(日)午後2時~午後3時30分、足利市生涯学習センター101号室において、足利JOCS主催の倉辻忠俊シニアワーカー(小児科医・タンザニア派遣)報告会が15名の参加者を迎えて開催されました。
 倉辻ワーカーは、2011年1月より2年間、アフリカ・タンザニアのタボラという北部の町にあるヘルスセンターにて、職員とともに子供たちの診療に携わりながら、乳幼児の様々な病気の診断・治療・予防についての指導を行いました。報告会では、ワーカーの活動内容の紹介をはじめとして、乳幼児へのケアがまだまだ不足している現状をお話しされました。特にタンザニアでは、乳幼児の栄養障害(特にタンパク質の不足)などを理由に、5歳未満の死亡率が1,000人あたり108人と非常に高いことが分かり、衝撃を受けました。倉辻ワーカーの活動姿勢は、現地の人の立場に立って共に歩むものであり、参加者は多くの感銘を受けました。
 また、お話しの最後に、日頃国内で使用済み切手の収集活動を行っている方への感謝も述べられました。
 とても有意義な時間となりました。              (報告 足利JOCS 羽山信輝)

 

「揚がれ!希望の凧2013」足利会場のご報告

 東日本大震災から2年、今年も「震災を語り継いでいく」「被災地の方々を思い、共に考える」ことを願って、「揚がれ!希望の凧2013」を3月9日(土)渡良瀬運動場内サッカー場にて行いました。足利会場は、足利YMCA・足利ワイズメンズクラブ・絵本の読み聞かせサークル「いちご文庫」の3団体が共催し、足利市教育委員会・足利市社会福祉協議会・足利ライオンズクラブの後援を得て行われました。
 当日はシャツ1枚で過ごせるほどの暖かな日となりました。70名ほど(スタッフ・ボランティアを含め)の方が参加され、凧揚げを楽しみました。昨年も参加された方も多くおり、震災復興の切実な思い・願いを感じることが出来ました。風の状態は、午前は強い風が吹いていましたが、開始時間の午後2時には凧揚げにはちょうど良い穏やかな風になり、多くの凧が大空を舞いました。手作りの凧や大凧、連凧や特殊な凧など、色とりどりの様々な形の凧が足利の空を舞いました。
 被災地は復興の最中であり、まだまだ支援を必要としています。しかしながら私たちは新しい出来事に目を奪われ、震災のことを記憶の片隅に追いやり、印象が薄れているのは事実と感じます。「凧揚げ」という小さなイベントではありますが、「震災を語り継いでいく」「被災地の方々を思い、共に考える」ことを改めて想い・願うために、来年もこの「希望の凧」を行く所存です。

絵本の読み聞かせサークルいちご文庫 震災復興支援プログラム                                                        『「揚がれ!希望の凧2013」の凧を作ろう』報告

 昨年続き「いちご文庫・震災支援プログラム」として、『「揚がれ!希望の凧2013」の凧を作ろう』を2013年3月3日(日)午後1時30分~午後3時30分、足利市生涯学習センター美術工芸室を会場に行いました。残念ながら1組の親子(子ども2名、大人2名)のみの参加となりましたが、楽しく凧作りを行いました。凧名人の入江さんに指導を頂きながら、今年は「ぐにゃぐにゃ凧」を作りました。骨を取り付けたビニールの帆に思い思いの絵を描き、凧糸を付け、完成となりました。作った凧は会場の生涯学習センターグランドで揚げました。微風のため高くは揚がりませんでしたが、楽しく凧揚げをすることが出来ました。
3月9日には、凧が高く揚がり、参加した方々の思いが被災地に届くことを願いながら、凧作り講習会を終了しました。