「3.11 揚がれ!希望の凧」足利会場のご報告

 東日本大震災から1年を迎えた3月11日日曜日、「震災を語り継いでいく」「被災地の方々を思い、共に考える」ことを願って、「3.11 揚がれ!希望の凧」を行いました。このイベントは、全国の20を超えるYMCAが中心となり、日本各地23ヶ所世界5ヶ国6ヶ所にて行われました。
 足利会場は、足利YMCA・足利ワイズメンズクラブ・絵本の読み聞かせサークル「いちご文庫」の3団体が共催し、足利市教育委員会・足利市社会福祉協議会・足利ライオンズクラブの後援を得て、渡良瀬川河川敷の足利市本町緑地を会場に行いました。
 当日朝は雨が降り開催できるか心配しましたが、開催時間の午後2時から午後4時は曇り空ながら無事開催することが出来ました。気温も低くすっきりしない天候の中100名ほど(スタッフ・ボランティアを含まず)の方々が参加されました。「凧揚げ」なので子ども対象のイメージがありましたが、思ったより大人の方の参加が多くあり、震災復興の切実な思い・願いが感じられました。
 風の状態は、ほどほどの風はありましたが上昇気流というより横風で、凧は空高くというより横に長く揚がりました。120連の連凧も揚げていただいた方もおり、色とりどりの様々な形の凧が足利の空を舞いあがりました。しかしながら大凧は空に揚がるもののなかなか気流を捉えられず、すぐに失速して落ちてしまいました。揚げるのを手伝った子どもたちは、ロープを引っ張りながらグランドを走って揚げる、を何度も何度も繰り返しましたが、それなりに楽しそうでした。(子どもたちは元気です!!)
 「来年もまた来ます!」というお声を掛けてくださった方も何人もいました。震災からの復興は何年も掛かります。私たちは「震災を語り継いでいく」「被災地の方々を思い、共に考える」ため、来年も再来年もこの「希望の凧」を行く所存です。